京つう

スポーツ  |京都府南部

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2018年05月14日

《いいもんだな、雨も。》

監督(以下K):あ、悪い悪い。

U番記者(以下U):カレーパンなかったですよ。

K:いいよ何でも。どのパンもおいしそうだ。

U:小降りですよね。何か試合できそうな気もしますが…。

K:後でざーって来るんだろうね。まあ、こういう日もあっていいよ。

U:ですけど、今日はメンバーかなり揃ってましたよね。

K:そういうときに限って、降るんだな(笑)。

U:雨って、何かこう、憂鬱なときもありますけど、風情もあって、いいですね。

K:考え方次第だな。

  雨は残念って、決め付けていると、雨降ればいつも落ち込まないといけない(笑)。

U:UMAs劇場も、そうやって盛り上げていったんですよね。

K:お、このカツサンド、案外いけるじゃないか。

U:メロンパンも、案外うまいですよ。

K:この雨を、恵の雨に変えないといけない。きっとUMAsにとって、意味があったんだろうと思う。

U:どんな意味があるんでしょう。

K:ペナントが終わってから、分かるんじゃないか。

U:確かに。何だってそうですよ。

  プレーの最中は分からないけど、後になって、これが分岐点だったって気づくんですよね。

K:だから、どの瞬間も、気が抜けない。これがソフトボールだ。

U:カツサンドかぶりつきながら、言う台詞じゃないですね(笑)。

K:何だよそれ。

U:ここ最近、こんなにのんびりした時間、過ごしてなかった気がしますね。

  何か、却ってソワソワする。何かしないといけないんじゃないかって。

K:そうか、お前こそ、メロンパンを食べながら言う台詞じゃないな。

U:これは失礼しました(笑)。

K:ところで…。

U:はい?

K:こないだは、悪かったな。足早に去って、色々と言い放って、ろくに話もせず。

U:いえ、こちらこそ、今思えば少々私自身取り乱していました。感情的だったというか。

K:色んな意見がある。結局決めないといけないから、どれを選んでも厳しい道だ。

  だが、肝心なことを、あの日、俺は学んだ。

U:肝心なこと。

K:どれだけ本気で考えたか、が重要だということだ。

  何をやったかも大事だ。それこそ結果は特に。

  でも、それ以上に、どれだけ想いを込めたかだ。ここの大切さを学んだ。

  想いを込めた者こそ、UMAsの猛者であり、リーダーだ。

U:想い、ですか。

K:お前のあの日の想い、俺は心打たれた。誰が正解とか、不正解とか、

  そんな世界ではないと分かっているけれど、

  あの日のお前の考え方が、俺は正しかった気がする。

  何か、帰路の車中で、そう、思ったんだ。

U:雨ともなると、何か監督、センチメンタルになっちゃいました?

K:何だよそれ、真面目に話してるのに。

U:すみません…でも何か、こうやって雨の中で監督と食べたパンの味、

  忘れられない想い出になりそうです。

K:そうだな。俺も、カツサンドを食べるたびに、今日のことを思い出しそうだ。

U:次こそ、ド派手な一面、飾らせてくださいね。

K:まずは、晴れないとな。

U:雨も考え方によっては、プラスですよ。

K:何だよ、早速俺のコメントぱくったな。

U:ははは、早速使わせてもらいました。


K:…いいもんだな、雨も。

U:いいですね、雨。

K:うん、いいもんだ。



  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 22:00徒然日誌