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2018年10月15日

《高い花火こそ大胆に舞う。高い壁だからこそ越え甲斐がある》


監督(以下K):遅いよ、もう。

U番記者(以下U):すいません、迷っちゃって。

K:この公園、夜になると真っ暗になるんだ。照明が少ないから。

U:まさに一寸先は闇ですね。

K:何だそれ。今日の敗戦の嫌味か。

U:いやいや違います違います。失礼しました。

K:まあ、でも、そういうことなんだろうな。

  勝つか負けるか、紙一重だよ。

U:本当に今日、花火あがるんですか?もう10月ですよ。

K:この秋空に花火が上がるんだ。暑くないしいいだろ?

  確か花火が好きとか言ってたから、誘ってやったんだぜ。

U:ありがたいです。いやほんとに。

K:この眺め、いいだろ?今日の負けが癒されそうだよ。

U:今日初めて土が付いたことで、何か心境の変化はありますか。

K:ないね。そんな簡単にいけるような甘い世界じゃないし、

  想定外も想定内にしておかないといけない。長いシーズンだから。

U:最終回の押せ押せ、あと2点が遠かった印象です。

K:梅垣が最後良く考えて盗塁を促したり、何とかするんだという

  執念はとても良く感じられたんだが…。

  今回の敗戦はまずは相手を褒めるべきだ。

U:次に活かせることがあるとすると…。

K:今もっているそれぞれの力を、

  リラックスして最大限に発揮してもらうこと、

  これに尽きる。技術云々では俺から言うことはないよ。

  気持ちと連帯感じゃないかな。

U:花火まだですかね。

K:おいおい聞いてるのかよ(笑)。

 今日の1敗で追いつかれた。昨年の同時期もそうだった。

 ここからだよ。Uの成長を見せるのは。

 昨年の悔しさを活かしての今シーズンだろ?

 ある意味絶好の機会だよ。

 ここからが「越え甲斐のある」最高の舞台なんだ。

U:確かに、昨日のベンチも明るいですよね。

K:沈むときもあるけど、基本的には申し分ない。

  梅垣の柵越えアーチはチームを盛り立てたし、

  尾崎の2ランも、また守備の号令もどれだけ力になるか。

  渡部のグラブ裁き、技術と執念の成せる離れ業。負傷選手とは思えない。

  稲葉の存在感と重厚な打撃と安定回抜群のリード、まさに太い柱。

  荒木の意外性は今日も開花した。チームの厚みは彼が作っている。

  澤は今更言うことでもないだろう。内外での八面六臂、見事だ。

  粟津の奮起、久しくグランドを明け渡していた男には見えない。

  熊澤の可憐な守備も、ムードメイクも、まさにオンリー1だ。

  享平のポジティブで果敢なアクションは、若手の模範に相応しい。

  裕之の快投はいつ見てもアートだ。エースの意地を魅せてもらった。

U:花火は何時から…。

K:こうやって、個々の凄味がグランドに開花さえすれば、結果はもう、

  勝利の女神しか知らない世界だ。

  だからこそ、気持ちと連帯感は重要だ。

  今日の敗戦は、きっと次の糧になる。失敗じゃない。

  成功に向けて不可欠だった、重要なプロセスだ。

  必ず、残り、勝つ。そして、越えていく。

U:おいおい、もう7時なのに…。

K:そういう意味では、これから上がる花火にも似てる。

  美しさは、その場その場で変わる。そして一瞬の出来事だ。

  プレー一つひとつも、まさにそう。その瞬間瞬間を生きたかどうか、

  ここに全てがかかっている。

  ぱっと咲いて、また次の花火が舞い上がる。

  勝ちは花火の如く、儚くも、だからこそ、価値がある。

  大事なことを、花火は教えてくれるのかもしれないね。

U:あ!今、上がりましたよ。すげえ、、ためやぁ!

K:発音おかしいだろ…。

《高い花火こそ大胆に舞う。高い壁だからこそ越え甲斐がある》


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Posted by 京都上鳥羽UMAs at 08:31 │徒然日誌