Vへの軌跡② ~専属カメラマンが織り成す、勝った負けたを超える価値~

京都上鳥羽UMAs

2021年07月18日 10:06

珍しいことだが、

ユーマーズには専属カメラマンがいる。

笑喜健一朗。

被写体のためならプレイ中でも堂々と

グランドに割って入る猛者だ。

(たまに球審に注意される。

 その節は、ごめんなさい)。



彼がシャッターを下ろす写真からは、

選手たちの息遣いが確かに聞こえてくる。


彼の織り成す写真たちは、

勝った負けたの単純な構造から、

見事に解放してくれる。



ここに集う奇跡を、

そして確かにここにいたという軌跡を、

彼が撮る写真は、ユーマーズの誇りとして、

残してくれている。



初優勝を決めた今春は、

彼が収めた写真たちは、

残念ながら開幕戦のみとなった。



カメラマンも何かと忙しいのである。



改めて彼が撮影した写真を見ると、

選手のプレーだけでなく、

家族とのふれあいや、

見慣れた風景のちょっと違った視点を

見せてくれる。



そうなのだ、この、

「誰もが見ているのに、誰も見えていない」

瞬間を収める技能が、彼にはあるということだ。



そして、勝った負けたを超えた、

一人ひとりの物語を、彼は表現してくれる。



ユーマーズ限定にはなるが、

そんな笑喜カメラマンが開幕戦の、

しかも初戦のみ収めた写真たちを使って、

特別編集を実は企んでいる。



彼に言わせれば「大げさな」と失笑されそうだが、

撮った写真たちがより生き生きと動き出し、

物語がユーマーズでしか表せない価値を生み出すものと、

確信している。



お披露目は9月、それまで、しばし、

お待ちあれ。



優勝という大きな頂は、

こういう物語の数珠繋ぎであるということを、

彼が押すシャッター音が、教えてくれる。


彼も立派な、プレーヤーなのだ。


9月4日、公開予定




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