6/16 第四節

京都上鳥羽UMAs

2024年06月16日 17:46

真夏のUの夢、覚醒
新加入に新守備に、Uはもっと強くなる



天気予報は気まぐれだ。

情報源によって、

その予想は晴れだったり雨だったり、

平気で揺らしてくる。

同じ雨雲を見ているのに、

示す予報はそれぞれである。



それぞれに過ごす日々もまたしかりだ。

日常に埋没し、今ココを捉えきれず、

奔走される私たちの暮らしは、

それこそ人の数だけ存在する。


ユーマーズ劇場とは、

それぞれの日々に意味を持たせ、

小さな出来事に光を充てる事。


今日もまた、

描ききれないくらいのドラマを内包し、

ユーマーズ劇場は伏見桃山の地に立つ。



前夜までオーダーは苦慮した。

久々の人材難である。


そんな苦境に呼応してか、

さくら公園を咲かせた二人が再度舞い降りた。

カメラマンも満を持して、キャッスルランドを踏みしめた。



ユーマーズ劇場はもしかしたら、

毎日が開幕戦なのかもしれない。


揺らして、うごめいての繰り返し。

まさに今日のオーダーのように、そして

この気まぐれな天気予報のように。



だから日常はおもしろい。

永遠に来ないベストメンバー、

それまつまり、

「今ココ」にあるU戦士こそが、

ベストメンバーであるという由縁。



そんなことを、ふと、

思うのである。



第一試合
痺れた!裕之投手5回完投勝利
つないで守って凌いだ


U 11110 4
M 00001 1

6下垣
8熊澤
7上杉
2弓指
3遠嶋
5上田
9盛本
D山口
4福田

1裕之

試合前、「あれ。これは何だ」と余りの白々しい態度に失笑したU戦士。
そう、遠嶋選手と山口選手の「正式入団」がここに決まる。
ユニフォームを突如手渡すまるでゲリラ豪雨だ。
しかし、それくらい、この二人はユーマーズの心を揺さぶったのだ。

そしてオーダーからも揺さぶる。
公式戦で捕手に就くのはほぼ12年ぶりとなる弓指選手。
サードにつく上田選手と、通常の守備を逸脱した。
しかし結果的に、この采配が功を奏す。

攻撃陣は熊澤選手のタイムリーや、
遠嶋選手も新ユニで早速のタイムリー。
一回に1点ずつ、こつこつと積み重ねて4得点。

投げては裕之投手、緩急も冴え、制球も冴え、
守りも気合が入る。

終わってみれば全く危なげない投球で1失点を守り切った。
最終回の1点献上は劇場にはつきものさ。

ユーマーズ劇場は、きまぐれなのだ。


第二試合
打ち込まれても次につなげる
そう、この敗退には意味がある


U 0003 3
S 805- 13

6下垣
8熊澤
7上杉
2弓指
9尾崎
5上田
3遠嶋
D山口→盛本
4福田

1啓祐

結果は敗戦だ。しかし、この暑さの中で、士気を下げずに完走しきった価値は高い。
最終回にこそ3得点、下垣選手の技あり安打に、福田選手の初タイムリーなど、
見せ場は作った。
尾崎選手が久々の公式戦、グランドにこだまする掛け声が、
伏見桃山城を彩る。

投げては啓祐投手、冴える変化球で初回こそ打ち込まれるも、
その堂々たる投げっぷりは、夏男の背中そのものである。

過去は引きずらない。

そう、この苦境を超えたその先に、
ユーマーズ劇場は行こうとしている。

勝った負けたに一喜一憂はもう終わった。
私たち自身が、私たち自身をどう超えるかが問われるのだ。

揺さぶるのも、超えるのも、
俺たちなのだから。

次節は七夕。横大路で劇場発信だ。


新ユニフォームに袖を通し、女子メンバー勢揃い。
くノ一ならぬ「Uノ一」だ。


こうして今日もソフトができる。有難いことだ。


久々の伏見桃山城。そびえ立つ城に趣きがある。

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