10/20 第八節
耐えがたきを耐え、忍ぶ恋で連勝手繰り寄せた!
ユーマーズまだまだリーグを盛り上げる
生成AIが世間を沸かせたとしても、
裏金問題が選挙の争点であったとしても、
ユーマーズ劇場は「休まない」。
それは、久々のグラント設営に舞い上がった弓指監督が、
ベースを忘れて家と上鳥羽を往復した午前8時から始まっていた。
区民運動会でミートグッバイの稲葉選手。
腹痛にもがいたせいでセンターフライ追いつかなかった熊澤選手。
腰を痛めながら不屈の闘志で試合に駆けつけてくれた啓祐投手。
皆そうやって、ユーマーズ劇場を生きている。
今この瞬間も、瞬時に過ぎ去る今を、
ユーマーズ戦士たちは劇場に変えて捉え直す。
前回の2連敗は既に忘却の彼方である。
そんなことはもう、どうでもいいのである。
上鳥羽グランドはユーマーズの聖地、
準優勝の常連になりつつあるユーマーズの、
甘酸っぱい想い出の詰まったグランドである。
否、思い出は「どうでもいい」。
今ここを、生きるのだ。
ユーマーズ、首位を追撃せんと、欲す。
裕之投手リベンジ成立!
首位攻防で意地を見せた
I 001 1
U 337 13
8熊澤
6渡部
2尚輝
D稲葉
5香川
9澤
7弓指
3上田
4福田
1裕之→土居
前回の悪夢を一瞬で打ち消した裕之投手。
初回こそ連打浴びるも2回零封で首位をピシャリ。
圧巻の投球でユーマーズを支える。
打っては連打連打で止まらない。
特に秀逸は3回。相手のエラーから始まり走者一掃。
ただの準優勝では終わらないユーマーズが、
後半戦でリーグをかき回す。
福田投手、5回1失点!
2連勝で後半戦を追い上げる
8熊澤
6渡部
9澤
D稲葉
5尚輝
4香川
7土居
3上田
2弓指
1福田
S 00010 1
U 0130- 4
結果的に5回のフルセットまで進んだ。
それだけ効率的に、福田投手の球が冴え、
テンポよく投げた証拠である。。
結果5回を4安打1失点、福田投手の開眼である。
打つ方はやや苦しめられたが、
満塁から弓指選手の疑惑の?死球押し出しに始まり、
香川選手・土居選手の連続タイムリーで4得点。
そのまま逃げ切った格好、
福田投手の大活躍の賜物である。
歴史は作られる。
首位に食らいついたユーマーズが、
あと3試合、まだまだリーグを盛り立てる。
澤選手が差し入れてくれたグミを頬張る。
この酸っぱさは、まさに、青春の味。
甘酸っぱい想い出の詰まったグランドで食べるには、
あまりにも暗示的であり、必然であった。
甘い進展は望まないのだ。
ユーマーズ劇場はどこまでも、甘酸っぱい青春を走る。
10勝4敗1分けとしたユーマーズ、
首位の威嚇が残り2試合を連勝すると
ユーマーズの優勝はない。
しかし、威嚇が1敗や1分けなどがあった場合、
ユーマーズ如何で優勝戦線は分からない。
次節の11/17で2連勝がマストだ。
その前夜は三重県で無限飯である。
これを、ユーマーズ劇場と呼ぶのである。
甘酸っぱい、青春の味である。
試合開始直前のグランドづくり。U戦士が誠実に、石灰なしで白線を引く。
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