2か月ぶりの公式戦を1勝1敗で凌ぐ。
まだまだユーマーズは、開幕したてなのだ。
日曜日における雨の降る確率は、過去の気象データに基づいて分析できますが、特定の曜日に雨が降る確率が一定であるという一般的な統計は存在しません。H.A.L.は、雨は金曜日に多く、水曜日に少ないという統計を掲載していますが、これはあくまで一例です。
3月1日に開幕したのが嘘のようである。5月17日時点でまだ公式戦は1試合しかできていない。雨の順延を積み重ねている。
もはやこれは天の祟りである。こうも日曜日に雨にやられては、何かしらの意図が働いているとしか思えない。
そんなことを呟いて、日曜日の雨が多いんじゃないかとAIに問うてみたら、
冒頭の答えが返ってきた。
何?金曜日に雨が多い?日曜の間違いじゃないのか。
ふん。所詮AIも、その程度だ。
案の定、1週間前の予報は、5月18日の降水確率を100%としていた。
他の予定を入れようとしていた。今季はもう「終わらないのではないか」とさえ思っていた、今でも少し思っている。
そして今日、快晴を迎えたわけである。
何が降水確率だ。笑わせるなというやつである。
確かに、変えようのない天気の話に右往左往しても仕方がない。
しかし、実質の「2試合目」を5月下旬に向かえる今季は異常だ。
それもまたまさに20周年イヤーにふさわしい劇場の布石なのかもしれない。そう思えば救いもあろう。
水はけの懸念を残し、午後の川口に集うユーマーズ戦士達。
そうだ、忘れていた。
俺たちはそう、
根っからのベースボールプレーヤーそして、
ユーマーズ戦士なのだ。
《第一試合》
久々の公式戦、浮足立つも辛勝
上杉2打席連続アーチは本物だ
U 1055 11
M 2042 8
8上杉→1濱中
2弓指→4→8
6渡部
4稲葉→2尚輝
5香川
3上田
9盛本
7原
D古澤
1福田→4
本日初参戦にして結果入団を決めた原選手がデビュー戦から3安打と火を噴く。
圧巻は上杉選手の2打席連続アーチ。イバラの草むらに2度吸い込まれていった。
その圧巻の直後に足がつった上杉選手、急遽濱中投手を1番に起用する珍事もあった。
タイムリーも量産し、11得点を叩き出す。
投げては福田投手、3回を6失点に抑え同点とするが
後続の濱中投手も何とか2点でしのいだ。
4回の攻撃では、香川選手、原選手そして尚輝選手のタイムリーなどで5得点、
結果的にこのアドバンテージが効いた。
久々の公式戦に勝利したが、劇場の沃野は肥えていた。
弓指選手のセンターダイビングエラーもあって、
何とも言えない空気を何とか一蹴した。
圧巻は、古澤選手のファウルで粘る強敵な執念だ。まだユーマーズに入って間のないうちに、既にユーマーズ劇場®️を生きていた。
《第二試合》
あと一本に泣いて惜敗。
吉田投手、還暦目前勝利はお預けに
S 172 10
U 250 7
8尚輝→7
7上杉→熊澤→8
6渡部
2稲葉
5香川→3
D上田
4弓指→5
9盛本→4
3古澤→9原
1吉田→濱中
還暦を前日に控え、アンダーを赤にしての登板は59歳最後の日。
勝って祝杯といきたかったところだが2回に7失点と捕まる。
しかし追い上げを図るユーマーズ打線は諦めない。
2回に5得点と猛攻を見せるも、特に最終回チャンスを作るが繋がらず無念のゲームセット。
見せ場もない代わりに大きな課題も見つからない不思議な戦いが終わった。
いや、見せ場は合った。セカンドについた盛本選手の弾丸ライナーの捕球は、ユーマーズに勇気を与えた。
いずれにせよ、こうして雨雲を蹴散らし、
2か月ぶりに公式戦に集ったことが嬉しい。
直後に原選手も入団を決めてくれた。
多様性に生きるユーマーズは、その進歩を止めることはない。
再来週は横大路でも公式戦。
吉田投手が掲げたあのテルテル坊主の真相が、ユーマーズ愛の、
そして親子愛の全てを語っていた。
まだまだユーマーズから言わせれば「開幕まもなく」である。
20周年イヤーの完遂に向けて、通期Vを劇場から作り出す俺たちの進歩は止まらない。
そうだ、忘れていた。
俺たちはそう、
根っからのベースボールプレーヤーそして、
ユーマーズ戦士なのだ。
写真撮影を忘れてしまって慌てて帰路に撮る。
これは何を意味するのか、詳しくはモーリー本人に。