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2019年09月29日

9/29第九節

季節外れの猛暑、サイクルに両完投に沸く
11勝5敗、さあ残り2日も盛り上げるで!



日本中が“沸騰した”今夏の猛暑。

規格外の暑さを尻目に、

UMAsの試合は2ヶ月ほど遠ざかり、

涼しい日々を送ることとなった。



2年連続の準優勝、

今年こそ、の声高らかに開幕した2019年も、

後半戦を折り返し、9勝5敗。

自力Vはおろか、準優勝さえ危うい。


Uの女神がそう簡単に微笑まないことは、

先の原稿でも書いた。



勝つことは決して先には来ない。

成長の過程を経て、やがて勝利は用意される。


「ゆえに賢者は木を考えて実を得る。

 小人は実を考えて実を得ない」


かの偉人、上杉鷹山の格言である。



そう言えばここ最近、

奇跡の勝利に沸いたことが少なくとも2つ、あった。


9月26日。
プロ棋士・王位タイトル戦。

木村一基九段が初タイトルを獲得した。

46歳の初戴冠は史上最年長、

過去7度の挑戦、あと一歩のところでタイトルを逃してきた。


百折不撓(ひゃくせつふとう)。

何度失敗しても立ち上がるというこの言葉は、

木村新王位が目指した格言であり、生き様だった。



「絶対勝てると信じていた」

9月28日、ラグビーW杯。

日本が世界ランク2位のアイルランドを制した時は、

奇跡の勝利と褒め称えた。


しかし選手本人たちは、

アイルランドに勝つと信じて、

2年にも渡る長い間、準備に準備を重ねてきた。

2015年、南アフリカに勝ったときが、

世間では「最も強かった時期」と思われていたのかもしれない。

だが実際は違った。


勝つと信じていた。

無謀と言われようと、その志がプロセスを変え、

そのプロセスが、勝利と言う、実を掴んだ。


UMAsはまさに、そのプロセスに立っている。

今日のこの横大路グランドに、11名のU戦士が、

その成功の道程に立っている。


2つの奇跡と、Uのプロセスをオーバーラップさせるには、

余りに恐縮な表現かもしれない…だが。

規模の大小でなく、それを目指すことに意義がある。


残暑とは似つかわしくない、

当初の天気予報「大雨」は何だったのか。


かんかん照りの“猛暑”で9月29日、第八節が幕を開けた。

きっと、今までUが猛暑を素通りしてきた見返りなのだろう。


今日は久々に、全員がレギュラー陣で固めた。

遠く和歌山から、福知山から、そして何より福岡から、

メンバーが揃うと言う、実。


これにまさる実は、今のところ、見当たらない。

この場への感謝に変えて、さあ暴れるで!!



第一試合
裕之投手5失点完投!磐石な仕上がり
梅垣選手二度目のサイクル!熊澤選手両打ち本塁打!


R 10301 5
U 10 081 20

選評

先発は裕之投手。久々の試合に勘を取り戻せるか何て、
無駄な杞憂に終わることに。

初回に一発を浴びるも、後は磐石な試合展開。
要所を締めて暑さに打ち勝って堂々の完投勝利。

打ってはもう、記録スコアが書ききれないほどの展開。
圧巻は梅垣選手の今季二度目のサイクル安打。
1シーズン二度は過去例がない。

また熊澤選手、行きの新幹線で考案したか
まさかの右打ちで本塁打。
変えて左でも本塁打。まさに両方打ちで打撃に花を添えた。

一方的な試合展開に強いことは、先の納涼会で証明されている。
問題は接戦でどう勝つか。

次の試合で、その真価が図られることに。


第二試合
サイン制度久々導入で進化!
啓祐投手、圧巻の3失点完投勝利!


S 2001 3
U 104- 5

選評

先発は啓祐投手。今夏に足をつるアクシデントで登板危ぶまれるも、
そんなものどこ吹く風、脅威の回復力で堂々たるマウンド。

と、ここで納涼会での作戦を実行する。
いわゆる「サイン」。

誰がどのように出したか(そもそも出したのか?)は、
この場ではあえて伏せるも、

機動力ソフトをフル回転させ、
見事な裁きと揺さぶりで得点を少しずつ重ねる。

サイクルに吠える梅垣選手の本塁打、
弓指選手のラッキーポテンタイムリーで追加点など、
結果的に5得点。

投げては啓祐投手、これぞ魂の投球。
念が白球に乗っかって3失点の堂々たる勝利をもぎ取る。

まさにST戦ならではの投手戦を展開するも、
久々接戦に勝ち抜いたUMAs。

ヒヤヒヤの11勝目が、さあ上位突き上げの好機となるか。


今日も“大暴れ”梅垣選手、
今季初2番でチーム引っ張った熊澤選手、
パパになって猛ハッスル渡部選手、
仕事の疲れも吹き飛ばした稲葉選手、
相変わらずの猛打と強肩で轟かせた尚輝選手、
一塁の守備も命を張ったハッスルプレー岡松選手、
安定感は誰にも譲らない安田選手、
快音・俊足でグランドを席巻した尾崎選手、
ST戦を手に汗握って心臓バクバク立った弓指選手、
そして、今日も二本柱でUを支えきった裕之投手、啓祐投手。

みんなの汗が、この勝利を手繰り寄せた。



…百折不撓の王位戴冠も、

「勝つと信じた」日本ラガーマンも、


こうやってひとつひとつ、

確かな実を積み上げてこその勝利をもぎ取ったに違いない。


そんなプロセスに、場や規模こそ違えど、

UMAsも立つ事ができる喜びは、計り知れないのだ。


次回10月20日、長丁場の一日。

初秋の横大路に、さあ、どんな“実”を見る?


久々の試合で2連勝に沸くUMAs。11名の思いを一つに。


絶好のソフト日和、秋晴れの元でサード強襲に座り込む稲葉選手(左)。


今日は準備運動に余念がなかった。全員が試合前に汗を流した。最高!
  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 21:59公式戦速報!