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2020年10月25日

10/25秋季最終節

1%に賭けた最終戦、惜敗に散る
コロナ禍に見る《これからのU》



終わってみれば、
そういうもんだとまあ合点はいく。

しかしその渦中にいた我々の胸は
常に騒がしく波打っていた。

状況はこうだ。

●最終戦を2連勝すること。
●失点率を10回で4点以内にすること。

この条件を満たしたとき、
ユーマーズは優勝する。

特に初戦は重要だ、
勝って抑えないと、最終戦が消化試合になる。

そんなギリギリを這うように、
ユーマーズには微かな可能性が残されていたのだ。

可能性ゼロの方が気楽にできるのは確かだ。
しかし、このギリギリにいることが、
ユーマーズをどんどん大きくしてくれる。

このシチュエーションを経験できる価値は、
いくらお金を積み上げても無理だ。

紡いだ糸がひとつでも解れたらアウトだ。
可能性とはいつも、そんな危うさを内包する。

だから、ユーマーズなのだ。

2020秋季リーグのフィナーレ、
コロナ禍の戸惑いでの《完走》、
その価値は大きい。

ユーマーズはまさに、
新しいフェーズに入った。

1%でも有る限り、
ユーマーズは、その可能性に立つ。


第一試合
踏ん張った!2点に抑える啓祐マジック!
奇跡の紡ぎは最終戦へ!


さあ緊張の威嚇戦、
先発は啓祐投手。

昨夜のルーチン、メット磨きは今回も健在だ。
巧妙にして更に進化した変化球が冴える。
打者を翻弄し、毎回の緊張感を結果に変えていく。

守りも実に堅実だ。
チームがひとつになった。

打っては稲葉選手の価千金の満塁打。
助っ人の家垣選手のソロなどで突き放した。

可能性という糸を、
ユーマーズは手繰り寄せた。

奇跡でも無理と思った結果を
作り出したのだ。

結果2失点に抑え込み、
勝利を手にしたのだ。

ワクワクは尽きない、

さあ、いよいよ最終戦。
メビウスの胸を堂々と借りようじゃないか。


第二試合
紡いだ糸は2021年へ。
殊勲のV免は明日への扉。


先攻はユーマーズ、
稲葉選手がバクハツだ。
殊勲のタイムリースリーベースで先制点をゲットする。

さあ、守りだ。
4失点までは許容範囲だ
(ということが、試合直後に新たに判明する)


しかし、その4失点を初回で奪われ、
ピンチに立つ裕之投手。

………

マスター(以下M):うーん。

U番記者(以下U):苦しい展開ですね。

M:しかし相変わらず、
 ユーマーズは幸せ者だなあと思うよ。

U:シアワセモノ?何がですか。

M:また直前で優勝を逃した、
 確かに可能性を最後まで繋いだのは凄い。
 これはある種の底力だな。

U:優勝できないことがシアワセモノ?
 変ですよそれ。

M:だからお前はいつまでも青いって
 言われんだよ。
 あのさあ、人生の醍醐味って何だと思う?
 何が幸せを運ぶと思う?

U:あー、、打たれた。これで7失点かあ。
 可能性消えましたね。

M:容易く手に入る勝利を誰が喜ぶんだ?
 苦しみの数が、その人生に、価値に、
 深みを与えるんだよ。

U:あら、、またゼロかあ。

M:裕之投手の顔を見ろ。
 打たれても歯を食いしばってる。
 梅垣選手を見ろ。ベンチで常に、
 何がベストか考えてる。

 こういうのを、価値と言うんだ。
 これが、本物の覇者には不可欠なんだ。

 だから、ユーマーズは、
 こんなに優勝の難しさを体感できてる。

 これがあるから、強くもなるし、
 勝つことの難しさ、無情さを知るんだ。

 すべては、優勝のための、
 必要なプロセスなのさ。

U:あ、ピッチャー啓祐投手に変わった。

M:見ろ、既に来年を見ている証拠だ。
 いいんだ、この辛酸が大事なんだ。

U:来期はまた、新しいことをやるみたいですね。

M:そうだ、家族イベントをやるそうだ。
 いよいよ形にする、でも優勝は諦めない。
 ユニフォームの一新は、案外大きな意味がある。

U:そうなんですか?

M:お前、番記者のくせに知らないのか?
 《新しいフェーズ》に入るんだよ!

U:新しい、フェーズ。

M:ユーマーズ納会で聞いてこい。
 そこで意味が分かるだろうよ。

 今日の価値は大きい、
 これでまた、ユーマーズは大きくなる。
 これを幸せ者と言わずして、何と言うんだ。

U:わかりました、納会で聞いてきます。

M:じゃあ、そろそろ仕込みだから、
 先に行くわ。

U:監督も店に来ますかね?

M:さあな(笑)。

………
 
2020年秋季は4勝2敗で終演。
さあ、また新しいフェーズが始まる。

リーグの皆様、
改めて、ありがとうございました。
無事に《完走》できたことに、感謝を添えて。


惜敗したユーマーズ戦士と、未来の子ども達。
来季のテーマは《家族》だ。


未来輝く可能性の宝庫達。ちょうど9名いるではないか(笑)


悔しさも、次のステップになる。信じて進む!


!?…もしかして、入団希望ですか(笑)


夕日が映える横大路グランド。今季もこの場所があってリーグができました。
改めて感謝。

  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 18:08公式戦速報!

2020年10月11日

10/11第二節

さあ連勝で最終節へ!
ユーマーズが、台風の目になる



実に気まぐれ、というより
さ迷う台風だった。

土日に上陸が半ば確約された
台風14号は、
時計回りを描いて太平洋に急カーブ。

ずっと濡らし続けた雨が、
リーグ戦に合わせるかのように土曜に止んだ。

台風はさ迷っても、
ユーマーズはさ迷わない。

前日の雨は必ず晴れる、
その根拠ない確証が日曜日、
その通りとなった。

秋季リーグ折り返し。
ここで連勝するしか、最終節に望みは繋がらない。

台風は去り、雲の隙間から
光が差す。

さあ、ユーマーズ、
今日を勝って《光》をたぐりよせるか!



第一試合
心臓に悪い、ノーガードのしばきあい!
辛くも打ち勝ち啓祐投手の力投冴える


先攻のユーマーズ、久々の三者凡退。
台風のようにさ迷い出す。
先発は啓祐投手、巧みな投球で粘るも、
強力打線はしっかりと見ていた。
初回から4失点、暗雲はまだここにある。

しかし圧巻は、雲を蹴散らせた打線。
ゴロで塁を溜めてのタイムリーで逆転する。

しかし、強力打線は止まらない、
デッドヒート状態。

シーソーをこちらに揺らしたのは、
渡部選手、稲葉選手の殊勲の連続タイムリー。

守っては最終回、しびれる投球で
啓祐投手の見事な完投勝利。
何とか可能性をつないだ。

この勝利は、ユーマーズに新たな光をもたらした。

確かに強豪に勝てたことも大きいが、
諦めかけた展開も、自分が源泉に立てば、
結果は変えられるということだ。

さあ、可能性の扉は今日、もう一枚あるぞ。
油断するなユーマーズ。


第二試合
磐石の勝利の先に光は見えたか
初優勝《三度目の正直》なるか


休みを挟んで、後攻はユーマーズ。
先発の裕之投手、午前中の力投のまま
原付を走らせギリギリセーフ。

そんな息あがる状況などどこ吹く風、
見事なピッチングで三者凡退に。

打っては稲葉選手の豪快3ラン、
そして尾崎選手の技ありソロなどて
突き放し、
終わってみれば磐石の勝利。

途中、梅垣選手が負傷悪化で退くも、
啓祐投手の代理守備も問題なし。

できないところは、
メンバーでカバーする。

いつか学校の先生から言われていたようなことが、
ふいに蘇る。

全力で白球を追いかける、
たとえラフプレーやサボタージュがあっても、
あくまでも、ユーマーズはユーマーズ。

ぶれない心が、今、試されている。
台風でも我々は、
ぶれなかったじゃないか。

豪雨でも、開催を
諦めなかったではないか。


さあ、一敗で最終戦を迎えるのは
ユーマーズ入れて3チーム。
直接対決もある。

今日は朝から最後までグランドにいた。
早期にコンディションチェックし、
夕刻の帰りにゴミを拾いながら、ふと思う。

どれだけ勝ったって、うまくたって、
こういう場がなかったら、
すべての力は空しく水泡に帰すのだ。

こうしてユーマーズとして、
グランドに立てる意義を、
我々はもう一度、理解する必要がある。

そのうえで、

一番の重責をまっとうした享平選手、
家族重視でグランドに立つ尾崎選手、
遊撃手の鏡のような機敏な動きを見せる渡部選手、
豪快アーチとキャッチングで魅力した稲葉選手、
見事な放物線だけでなく、
旅行の手土産を持参する心優しい香川選手、
コンスタントな活躍で安定感抜群の安田選手、
張りつめた緊張感を力に変えた啓祐投手、
苦しくとも前を向くストイックな裕之投手、
急な依頼にも久々に駆け付けてくれた上坂選手、
そして、
怪我をしてもなお、前のめりに完全燃焼した梅垣選手。

そのすべてが因果応報、
そのすべてが、決して偶然ではない。

この価値を胸に秘めて、
さあ10/25は、
光明に導かれ、梅垣選手のように、
完全燃焼全力を約束しよう。

ユーマーズ戦士一人ひとりが今日、
そう生きたように。


久々の集合写真。初戦の激闘を物語る。


早朝の横大路グランド。これはやれる!確信の瞬間。


  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 17:30公式戦速報!