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2022年09月30日

《UMAsストーリー》令和の謙信が、舞い降りる

戦国時代。

「義」に厚い大名としてその名を轟かせた、

上杉謙信。


そのきっかけと言われているのが、

あの有名な「敵に塩を送る」というエピソードである。


海に面せず、兵糧攻めに苦しんだ武田信玄に、

アンフェアーだと義を重んじたのか、

または単純に高く塩を売りつけたかったのか、

上杉謙信は何と、相手の欲した塩を送ったという。


しかし真意の程は今となっては、

歴史の闇だ。



さて令和のユーマーズ、

上杉謙信のそれは確かめようはないが、

Uの「塩」は、今こうして確かに、

相手方に《贈られた》。



棄権による試合没収を避けるべく、

相手チームの不足メンバーをユーマーズが揃えた。



いや歴史の闇は、

この珍事を忘れていない。



思い起こせば2021年3月の開幕節、

同じくメンバー不足で試合成立が危ぶまれたのを聞きつけ、

相手チームに有望選手を「差し出した」経緯がある。


初優勝の劇場シーズンは、

この「塩を送ったストーリー」から始まった。


それ以来(というか2年連続の)、

塩である。



///////////////////

マスター(以下M):わかりました、じゃあそれで。

U番記者(以下U):んだよ、まったく!

M:入店早々荒れるやつがあるか。

U:だって聞いてくださいよ、

 ユーマーズ、相手チームに選手を用意したって。

 しかも二人。何やってんですか。

M:試合成立のためだろ?

U:そうですよ。

 でもね、それ、ユーマーズがやるの?

M:どういうことだ?

U:自分のチームの選手は、

 自分で集めるのが筋でしょ。

M:まあ、通常の場合はそうだな。

U:いや通常も異常もないですよ、

 そういうもんでしょ。

M:いいか、お前はそうやって勝負の話になると、

 いつも舞い上がるんだ。

 ユーマーズが不戦勝で喜ぶと思うか?

U:でも、まだ優勝の可能性残してるんですよ。

 負けられない一戦で、相手に若手を送り込むって、

 上杉謙信もびっくりですよきっと。

M:いいか、勝ち負けは大事だが、

 その以上に重要なのは、試合の成立だ。

U:分かってますよ!

M:俺も今、向かいのBARが豚肉足らないらしいから、

 うちの仕入れ先から送ってやったとこだ。

U:え?向かいの競合店にですか?

M:そうだ。買い出しできなかったんだとよ。

 だから、足りない分、送ってやった。

U:それねぇ、マーケティングの世界では×ですよ。

M:いいんだ。そういう助け合いは大事だ。

 ライバル店だからこそ、いつも万全であってほしい。

 そんなことで勝ってどうするんだよ。

 俺たちに必要なのは、プロセスじゃないのか。

 こうやって、相手チームにも感謝されて、

 場が出来上がって、そして試合ができる。

 遠方から駆け付けるユーマーズ戦士のことを想えば、

 試合成立は決して他人事じゃない。自分事だ。

U:まあ、それはそうですけど。

M:こんな劇場やってのけるチーム、正直、

 ユーマーズだけだぞ。

 それって、ほんとにすごいことだと思わないか?

 選手たちも、懸命に連絡を取ってくれた。

 こうして、みんなで、場を創り、支え合い、

 充実した試合を、ストーリーを、劇場を編んでいく。

 これこそ、ユーマーズのミッションである、

 『劇場』じゃないか。存在意義じゃないか。

 十分な土俵で、自分なりの、充実した相撲を取る。

 これが価値だ、わかるか。

 ユーマーズが初優勝したシーズンは、

 開幕戦で相手チームに塩を送り、

 そして強豪チームがユーマーズを破った後不戦敗。

 こんな苦境だからこそ、あの優勝が栄えるんだ。

U:まあ、その方がブログも盛り上がりますしね。

M:ネタに尽きないユーマーズ、持ってるよ、これは。

U:呼んでくれた方、来てくれる方、

 本当に感謝ですね。

M:そうさ。

 こんなドラマはどんな売れっ子脚本家でも書けないぞ。

U:当たり前じゃないですか、

 ユーマーズ劇場は、どんな脚本家も書けませんから。

 ここにしかない、ここだけのストーリーなんですから。

M:何か外が騒がしいな。。

U:向かいのBAR、行列できてますよ。

 激うま豚汁定食今日だけ500円って。

M:何だって!俺がやった豚肉で安売りしやがった!

 ちくしょー!

U:おいおい。醜いよマスター。


///////////////////


「敵に塩を送る」という言葉は、

その上杉謙信の時代から100年後まで「塩漬け」にされる。


出てきた文献は信ぴょう性を疑うものが多く、

その後1827年の『日本外史』にて、

美談に色付けされたエピソードが今に伝わったとの説もある。



しかし、これだけは言える。



史実の有無を疑うこともなく、

ユーマーズの塩は確かに、

相手チームに贈られた。


その塩を送ってくれた貴重な仲間と、

その仲間を信頼し、

突如の依頼にも快く引き受けてくれた、

まだお会いしたこともないのに、

動いてくれた盟友がいる。



試合二日前にいうことではないが、

まだこれからというタイミングであるが、

言わせてほしい。



これが、ユーマーズなんだ。

もう既に、《ここから》が、試合なんだ。



場がある、人がいる、

だからプレーが、できる。



こんな舞台が、

今日もユーマーズを、

大きくしてくれる。



劇場が溢れ出す、

人生100年の受け皿になる、

そして、

感謝をグランドに返す。




ユーマーズが送った塩は、

ユーマーズの理念そのものであり、

ユーマーズの塩でもあったのだ。



果たして2日の三栖公園に、

令和の謙信が、舞い降りる。


  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 22:38徒然日誌

2022年09月18日

《感謝》UMAs新帽子、さあ、はったはった!



濱中投手、ご自身の帽子を発注するだけでなく、

未だ帽子を持ち合わせない選手に向けて寄贈して頂くことに!!

何とありがたい…改めて感謝です^^


UMAsでは、上のユニフォーム及び背番号さえあれば、

どのズボンでも帽子でも許可しておりますので、


「帽子が一個もないんです(そもそも、ない)」

「ユーマーズ、大好き!(ハズ●ルーペ風)」


てな方については、

こちら、贈呈したいと思います^^

ゆくゆくは、全国1200万人のユーマーズファンに、

激安で販売いたしますので(おいおいおい)、

どうぞよろしくお願い致します。



近々、台風が接近します。

どうか皆様、ユーマーズ魂で、

強風対策、備えを万全になさってください!


次節10月2日の三栖公園で、

またまた稀有な劇場が展開される予感!


こちら、濱中投手からの寄贈帽子。ありがとうございます!  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 07:32お知らせ徒然日誌

2022年09月11日

9/11 第二節

サヨナラに6イニング奮闘に、この暑さ
話題の尽きない月読で3連勝!



人間はロボットではない。


同じように、

その人間で構成される「チーム」もまた、

ロボットではない。



人間は生身。

好調なとき、不調なとき、

縁深く仲良い時、

縁遠く気まずい時、

その瞬間瞬間で、

人間はまるで別人になる。



チームもしかり。



いつも万全なメンバーを揃えられるとは限らず、

もとい、万全でない方がむしろ日常だ。



無情にも、

それでも人は常に、

ベストを尽くそうと奮闘する。




好調をキープするために、

準備を怠らない精神。


人数が足らないとなると、

メンバー集めに奔走する姿勢。


グランドの確保に向けて、

目に見えない努力を積み重ねる心。


道具を大切にし、

この先も丁寧に使い続けようとする意志。



人によって尽くすベストは異なれど、

利他の貢献に向かう選手たちは、

見ていて惚れそうになる。


例え秀逸なプレーや

稀有な能力を魅了したとしても、

それだけで人の心は濡れない。


人に尽くす行動が、

貢献への足音が、

やがてほのかに、心を潤す。



人間はロボットではない。



それは、

物事に対しての取り組むマインドも例外ではない。

プレーへの、チームへの関心の高さは、

時の移ろいによって、

また個々のライフイベントによって乱高下する。



そんな生身の人間が織り成すドラマだからこそ、

劇場も生まれ、人も入れ替わり、

だとしても、苦しみに耐えうる。

その苦しみが、意味を持ち始める。



よって、

ベストメンバーというものは、

机上には現れたとしても、

グランドの現場には、現れない。



あるのは、

「それがベストメンバー」だという、

そこに立っている、

手に触れる生の選手の肉体と心の二つだけだ。



「今ここに集う者たち」こそが、

ユーマーズの最大瞬間風速であり、

普遍的な意味での「THE UMAs」足り得るのである。



今日のメンバー、

まさに満身創痍だった。

届かぬメンバー集めに奔走した。


あなたがいてくれたらと、

嘆くメッセージは津波を打った。


試練の層は手を、緩めない。



その逆境があってこそ、

ユーマーズの画布に、

劇場という名の絵の具が乗る。


選手の言霊が、呼吸の熱が、

見事な色彩を放つ。



そしてまた、無念にも、

今日という日にグランドに立てなかった選手たちの、

情念をしっかとユーマーズは受け止め、想い、

次を、抱く。


明日のユーマーズの、

未来への布石に変えていく。

来れなかった者たちこそ、

未来の推進者となっていく。

「THE UMAs」は、

そうやって15年、歩んできた。




9月11日の月読は、

その歩みの一里塚だ。




集えなかった者たちの念を背負い、

今ここに集う者たちで構成された、

今ここにある、ベストメンバー。

9名の猛者が、真夏の月読で、

まさに、吠えた。



この逆境を楽しまないでどうする。

それが生きる意味であることを見出さずして、

どうする。



人間。その飽くなき志と、

憎めぬ慕情を小脇に抱え、

このどうしようもなく素敵な生き様に、

私たちはどうにか、一縷の生を頂く。



生きるとは、

そういうことだ。


人間はロボットではない。

ユーマーズは、人間なのだ。



第一試合
裕之→啓祐の継投が冴えた!啓祐投手初S!
渡部・稲葉のU砲炸裂、盤石の勝利



R 00010 1
U 2530- 10

8渡部
6弓指
2尚輝
4稲葉
5香川
7上田
9藤野
3→1啓祐
1→3裕之

台所事情を思わせる、投手二人共の守り、
9名ジャストの苦悩が垣間見える。

限られたメンバーで勝ち抜けるかユーマーズ、
しかしこの継投が、あの99年阪神タイガースで見られた、
「遠山・葛西」の絶妙リレーを彷彿とさせる展開へ。

5イニングを1失点、
4回からは啓祐投手が繋いで初セーブをゲット、
裕之投手、熱さに熱さで打ち勝つ3回2安打零封。

打っては渡部選手、稲葉選手の豪快の3ランに沸く。

盤石の勝利を手にしたユーマーズ、
ぎりぎりの戦いは、メンバーの数に限らず、
そう、この暑さもあった。

こんな暑さに、
上田選手の差し入れが届く。

有難いを超え、神々しささえ感じられたこの心遣い。
暑い暑いとは、言っていられないが暑い。


第二試合
気が付けばサヨナラ!尚輝選手の一振りで決めた
辛うじて土俵際で残ったユーマーズ、次節に繋ぐ


N 1114 7
U 1052× 8

8渡部
6弓指
2尚輝
4稲葉
5香川
7上田
9藤野
3裕之
1啓祐

引き続きマウンドには啓祐投手。初Sをゲットしたその勢いそのままに、
さあ久々の勝ち星を狙いに行く。

最近の啓祐投手の勝利試合も、月読にまで遡る。
惜しい試合を経ては勝ち星が指の間からすり抜ける、
まさに勝利の星が地平線をかすめていた。

このまま地平線への距離を縮められず、
“平行線”にしてはならない。
暑さに強い啓祐投手がまさに奮闘する。

守りも光っていた。

香川→稲葉→裕之の併殺葬、
弓指選手の奇跡の中継バックフォーム捕殺、
藤野選手のそつない守備や、
守備位置地球の渡部選手もグランドを一層狭くした。
レフトを守る上田選手もそつなく捕球する、

9名ぎりぎりの、人間ユーマーズが、
必死に暑さに食らいつく。

そんな数珠繋ぎが、
勝利を手繰り寄せた。

香川選手、上田選手のタイムリー2塁打で押せ押せ、
ムードが出来上がっていく。

1点ビハインドの最終回、
尚輝選手が放った一打は見事なサヨナラホームラン。

しかしチームも本人も、
「これで同点」と勘違いをする。

思った以上にサヨナラの感動がなかったのは、
そう、これで同点だと全員が思い込んでいたからだ。

サヨナラに紐づいた、
劇場の足跡。


ユーマーズは、人間なのだ。


打てる時もあれば、

打てない時もある。

獲れるときもあれば、

獲れないときもある。

試合に来れるときもあれば、

来れないときも、ある。



いいではないか。

俺に言わせれば、

その全てがユーマーズであり、

劇場の沃野なのだ。



遠方の亀岡で得たものは大きい。

それは、9名で乗り切ったことと、

この苦しみを体験できたことで、

この先のペナントも堂々と胸を張れる。


3勝1敗、さあ10月2日は久々の三須公園。

人間ユーマーズの真骨頂を、見よ。


/////////////////

マスター(以下M):知ってるぞ俺は。

U坂記者(以下U):何がですか?

M:冒頭のエッセー、あれ、先に書いてあったんだろ?

U:ギク。

M:だって当日の試合の流れとまるで違うもん。

U:いや、9名の奮闘を描くには、

 冒頭のメッセージがどうしても必要だったんです。

M:まあ、それはいいとして。

 久々の連勝、この暑さでまず結果に残せたのは大きいな。

U:他チームの状況にもよりますが、

 まだ優勝戦線からは外れていない距離感です。1敗ですから。

M:人数の少ない状況で、結果にしたことは大きい。

U:打線は水物ですからね。

 それぞれ慣れない守備もあった中で、

 まずまず守り抜いたことも大きかったです。

M:継投も良かったな。

U:ケガの功名というか、

 DPを使えなかったからこその戦略ですね。

M:10月2日の三須は伏見。ここで選手集められたら、

 流れに乗れるな。

U:ですね、ちょっと10月2日は分岐点な気がします。

M:ファミスタも、メジャーに勝ったことだしな。

U:見てるんですか(笑)


/////////////////


暑さに溶けそうなユーマーズ戦士たち。だからこそ、ドラマは尽きない。


弓指監督は前日、京セラドームで観戦していた。
昨日と同じ三塁側からの一枚。


これが、昨夜の京セラドーム(関係ない)。
確かに規模も何もかも違うが、プロ野球に負けない劇場を創る自信はある。
同じアングルから撮ると、月読グランドで戦えることに感謝が絶えない。


サヨナラ2ランでハイテンションの尚輝選手。
どこかのCMを見ているようだ。スポンサー募集します(笑)。
  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 19:17公式戦速報!

2022年09月11日

nUmber 9/11号


  

Posted by 京都上鳥羽UMAs at 19:05Uスポ一面