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2021年07月03日

雨雲を蹴散らす男の話。

揺れる天気予報を横目に、

ふと、そう云えば、と思い出す。



およそ10年前。

牛ケ瀬グランドでの試合前日。


台風と大雨が近畿を襲い、

降水確率80%、

午前の試合でジャジャブリが確実だった。



どうしても諦めきれない男がいた。

多少降っても気にすることはない、

今日という日は今日しかやってこない。


順延をそう簡単に認めてどうする。

俺たちは降っても、牛ケ瀬に行く。



そう言ってはばからず、

前日の準備を着々と進めていた。



いや、、むしろ、俺が、“降らせない”。

俺たちのグランドに雨は降らせない。

2ミリまで許そう。

それ以上はダメだ。


今日しかない試合、

今日を逃したら同じ今日がないということを、

今日しかこれない選手がいるということを、

いつかの青空よ、おい聞いてるのか。



雑巾だってスポンジだって、

何たって持っていくさ。



この情熱に勝てるものは、ナイ!




…その翌朝の、雲の隙間から除く太陽の光を、

…まるで奇跡のような光景に心躍らせたことを、

…はしゃぎながらグランドにたまる水をスポンジで吸い上げ、

みんなでグランドづくりに精を出したあの頃のことを、


…ここ最近の、揺れる天気予報を見ながら、

ふと、思い出すのである。




明日は大事な日だ。

だけど、大事な日は明日に限らない。

いつだって大事でない日などない。



俺たちは明日も、グランドに立つ。

雨雲を蹴散らすことは、案外簡単な話なのだ。


10年前、どうしても諦めきれなかったその男は、

今日も、あの日のように、

準備を着々と進めている。



ユーマーズが掲げるバリユーがある。


 Genius is a little boy

 chasing a butterfly up a mountain.


(天才とは、山の頂上まで蝶を追う幼い少年である)

by ジョン・アーンスト・スタインベック


この言葉に尽きる。



任せなさい。

Uに追えない蝶はない。


なぜなら、ほら、

雨雲を本気で蹴散らした男が、

こうしてブログを書いているからだ。




7月4日、最終節。

役者は、揃う。

雨雲を蹴散らす男の話。
この晴天を、明日に望む。雨雲を本気で蹴散らした男より。



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Posted by 京都上鳥羽UMAs at 21:42 │徒然日誌