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2022年04月03日

4/3開幕節

ユーマーズ魂が“希望の地”で開花した
桜咲くU、劇場の舞が大地を揺らす



「ユーマーズが面白い」


押せ押せのUMAsベンチ、

電撃入団を果たした上田選手の開幕デビューは、

この言葉で締めくくられた。



降水確率70%、またしてもお天道様に邪魔されるのか。

そんな不安を前夜のブログが一掃した。

神主は語った。もう《晴れた》と。



滋賀県の三上山は、

過去ユーマーズ劇場の幾多の激戦を見守ってきた。

今日は御大を横目に、希望ヶ丘での開幕戦だ。



伏線は張られていた、

U戦士一人ひとりが、コロナ禍でのうっ憤を胸に、

今日暴れなくてどうすると、言わんばかりに熱っ気を帯びていた。



そんなユーマーズである、

雨天中止なんぞ、あり得ぬ話、いや、

あり得てはならないのだ。



今年もこうして開幕戦を迎えられたこと、

参戦チームがコロナ禍で難しい中でも、

それでも、一人でも多くの選手を呼び込もうと

奮闘する京都Fリーグ。



このプロセスが、価値を生み出す。



この悪天候などどこ吹く風、

和歌山から駆け付けた福田選手の心意気が、

ユーマーズを明るく照らす。



昨夜のテルテル坊主に始まり、

応援グッズを抱えてやってきた啓祐投手。



ドラマは尽きないのだ。



さあ、いよいよの開幕節、

悪天候を吹き飛ばし、希望ヶ丘にHOPEを呼ぶか。


久々の、一年ぶりの、

公式リーグ戦、開幕だ!


<第一試合>
啓祐投手の力投もあと一歩
渡部選手の豪快アーチで開幕を魅せた


U 00240  6
I 3061-  10

7渡部
8尾崎
2尚輝
4稲葉→(9片山)
5香川
6下垣
9弓指(→4)
3上田
指福田

1啓祐


先攻はユーマーズ、先頭渡部に安打飛び出すも得点ならず、
2回まで零封を喫する。

先発は啓祐投手、
初回連打で3失点と苦戦を強いられるも、2回は零封に切って取る。

3回、渡部選手の豪快アーチと香川選手のタイムリーで追い上げるも、
魔の3回が待っていた。

連打と失策で劇場に火をつけた、
執念で守り続けるも後続が途絶えない、6失点を献上する格好に。

開幕戦にツキがないユーマーズ、
今年も威嚇に辛酸をなめられ、初戦を黒星スタート。

しかし見せ場はあった。
デビュー戦上田選手の2打数2安打の爆発、
遅れてきた救世主・片山選手の豪快タイムリー2塁打。

いや、
この試合のドラマは、それだけではない。

残り時間4分の時点で、守備につく。

4分以内で3アウトを取れば、最後の攻撃が可能になる。

ここからの猛アタックは秀逸だった。



初球で打ち取り1アウト、

続いて安打を浴びるも、すぐに切り替える。

振り返る暇はない、

ハイ次、ハイ次、を繰り返す。

やがて残り30秒で、3アウトを勝ち取ることに。



この怒涛の猛追は、

ナインの団結と士気がなければ成り立たない。



前を向くとはどういうことか、

常に次を見据えたアクションの重要性に気づかされた回だった。


こういう体験こそ、劇場の沃野である。

このテンポこそ、Uのなせる業である。


歴史は、偉大なものが作るのではない。

前に向かう魂こそが、

やがて無双の轍になる、

結果それが、歴史となるのだ。


まさにこの4分間は、

Uの、Uらしい、轍であった。



悔しい敗戦もユーマーズ、

しっかりと爪痕を残し、轍を生んだのた。



<第二試合>
猛打爆発20得点は久しぶり!
裕之投手、3安打完投勝利!


U 2 11 7 20
N 0 1 1 2

4下垣
8渡部
7片山
6尚輝
2稲葉
指上田
5福田
3香川
9尾崎

1裕之

先発は裕之投手、安定感冴える好投で相手打線を寄せ付けず、
不運な2失点以外は完璧な投球術。

午前中の特訓が功を奏して、堂々の今季初勝利をゲットする。

圧巻は打線。
全員出塁、全員が打点得点に絡むダイナマイト打線が爆発した。

下垣選手の外野を超える3点タイムリー3塁打は感動を与え、
「裏4番」こと香川選手の放物線アーチには歓声さえ起こった。

応援グッズを振って黄色い声援を送る子どもたちと奥様方、

そして圧巻は打撃だけではない、守備だ。
弓指監督の公約通り、初戦と同じ守備につかず、
全てが異なるポジションを守った。

挑むシリーズ、転(うたた)のマインドで向かい合った結果、
堂々たる守備を展開し、ユーマーズの真骨頂を魅せた。

劇場は何も珍プレーだけではない、
ひたむきに挑み、白球を追いかける魂こそ、
ユーマーズ劇場の開演だ。


「ユーマーズが面白い」


上田選手の言葉は確かだった。

実感と重みがあった。

希望ヶ丘は滋賀県の竜王町にある、しかし誰もその遠さに、

距離を感じているものはいなかった。



そして試合後に横断幕、

ユーマーズがひとつになる、その瞬間に、

家族共々居合わせることができる喜び。



噛み締めるのは、勝利だけにあらず。

頂きだけが、価値にあらず。

団歌の声が、希望ヶ丘に響いた。

横断幕から、譜面が見えた。


さあ、2022年も、暴れよう、

そのスタートに相応しい、開幕戦だった。


次節は2週間後、4月17日は山科東野グランド。

奮い立て、U戦士たち!


4/3開幕節
横断幕を手に、全員写真が栄える。みんながいて、Uがある。

4/3開幕節
啓祐投手渾身のテルテル坊主。前夜の神主が買わせたものなのか!?
UMAsキャラクター、アメノユズメを模したものらしい。

4/3開幕節
黄色い声援が球場にこだまする。ありがたいこと、この上なし。

4/3開幕節
ユーマーズ職人二人の背中が何を語る。「ユーマーズが面白い」はここから飛び出した。

黄色い声援と、横断幕の一こまを、youtubeから▼






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