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2022年04月17日

4/17 第二節

2勝2敗で前半折り返す、内容の濃い2戦
接戦こそUの醍醐味、劇場が鼓を打つ



東野グランドには一つの鬼門がある。

そう、パーキングの少なさだ。


今日も数台の車が、

山科の地を徘徊した。


山科と言えば、平安時代の公卿として名高い、

坂上田村麻呂の墓がある。


もし国家に非常時があれば、

坂上田村麻呂の塚墓はあたかも鼓を打ち、

あるいは雷電が鳴る。


そんな神格化した伝説も残されているが、

今日の青空を仰ぎ見れば、

コロナの非常時に沸く日本なれども、

平和な日々を暗示させる。


きっと、そういうことなんだろう。


さて第二節、この晴天、

坂上田村麻呂の鼓を打つ音が、

グランドにこだまするか。


人数難に苦しんだユーマーズ、

それでも11名が山科に集った。


久々の東野で、早朝のプレーボールだ。


<第一試合>
ハラハラドキドキも執念の勝利
全員出塁で僅差を競り勝つ


U 4014 9
S 1402 7

8尾崎
6下垣
2尚輝
4稲葉
3香川
7大吾
5弓指
9家垣
指義弘

1裕之

初回の攻撃、一番起用の尾崎選手が快音の三塁打、
香川選手の犠飛などで4得点と上々の立ち上がり。

裕之投手、吐き気をおしての登板にて、
制球乱れず奮闘するも、初回に劇場が飛び出す。

三盗を阻止すべく尚輝選手の送球を、
弓指選手まさかの“スルー”
そこからカバーした大吾選手のレーザービームを
今度は弓指選手が“捕球”

取るべきボールを取らず、
取るべきでないボールを取った。

ここから、“田村麻呂の鼓”が鳴り始めたか。

新選組も押せ押せで裕之投手を攻略、
2回に4得点をたたき出す。

4回、不動の四番・稲葉選手の2点タイムリー、
大吾選手のタイムリーでさらに4点をもぎ取る。

最終回、2ランさく越えであと2点まで迫るも、
最後は一塁はじいて二塁でカバーする、

東京五輪女子ソフト決勝を彷彿とさせるグラブ裁きで
辛くも逃げ切ったユーマーズ。

裕之投手、吐き気を吹き飛ばして
堂々の勝利投手だ。

こういうシーソーゲームは、
互いに士気と試合を引き締める。

このマインドは次戦にも引き継がれた。


<第二試合>
見所に満ちた好ゲーム、
私たちはソフトボールに触れた


//////////////

マスター(以下M):なんでここで俺たちなんだ。

U番記者(以下U):いいじゃないですか。

M:いやあ、剛速球と啓祐投手の緩急、凄かったな。

U:啓祐投手、2失点はかなりの成績ですよ。

 若い打者を相手に、2点で抑えたのは実質の勝利です。

 剛速球も凄いですが、

 あの投球術はもはや国宝級ですよ。

 いつも言ってますが、投手の概念を壊しました。

 見れただけで、価値ありですよ。

M:個人的に光った個所を言うと、

 一・二番コンビ、あれ、良かったと思う。

U:初回の「仕掛け」ですか?結果アウトでしたが。

M:もう、今日はついてないに尽きる。

 あの戦略は大したもんだ。ソフトボールを見たよ。

 揺さぶれる一・二番、そして重厚感のクリーンナップ。

 尚輝・稲葉・香川の三四五番は、

 これ、もうスキひとつない。

U:方針は明確でしたね。

M:守備もよく声が出ていた。

 点が取れないのは水物だから仕方がない。

 肝心なのは、あの声と、あの空間だ。

U:士気はむしろ上がっていて、楽しんでました。

M:変なクレームにも、堂々としてたしな。

 もはやそんなことで崩されるUじゃない。

 勝ち負けよりも大事なことがある。

 それは、

U:よくっている三方「場所、家族、相手」の敬いですね。

M:そうだ、それを失ったらユーマーズじゃない。

 俺たちは勝ってきたから高次になったんじゃない。

 人格を高めてきたからこその、ユーマーズだ。

U:そんなこと言ったら、敷居高く感じて

 新入団減りますよ(笑)。

M:下位打線は苦しんだかもしれないが、

 義弘選手の最年長出塁更新(四球)もあったしな。

 大吾選手も相変わらずプレーが華麗だ。

 助っ人の家垣選手も、安定感を感じる。

U:まあこれで、2勝2敗の5割で前半を終えたわけですが。

M:前半といっても、強豪は残っている。

 ここから、どんなドラマを残せるかだな。

U:次は月読橋です。

M:期待しよう。勝ち負けの前に、

 ユーマーズがユーマーズであるという崇高な試合を、

 期待しよう。

U:劇靂一閃、ですね。

M:あ、そういえば横断幕。

U:忘れてました(笑)

//////////////

N 10100 2
U 00000 0

8尾崎
6下垣
2尚輝
4稲葉
3香川
7大吾
5弓指
9家垣
指義弘

1啓祐



晴天を保った山科に、

雷電や鼓を打つような天候は皆無だった。


しかし、ユーマーズとして大切なものを、

この山科の地に残した。


それは、

家族の支えの基で、今日もソフトボールができた、

その喜びと感謝だ。


このフェアプレーを守り続けること。

声高らかに、支え合えること。

劇場という言葉には、不思議な力がある。

それは、好も珍も、

全てのプレーを価値に返す力だ。


懸命なプレーにこそ、震えが起こる。

情動が体を駆ける。

だからこそ、グランドに感謝なのだ。


5月8日は月読橋グランド、

ここでも幾多の劇場が刻まれた。


春季の後半戦、

ユーマーズの鼓を、打とう。

4/17 第二節
重厚感抜群のクリーンナップ。見ているだけでご利益ありそうだ。



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Posted by 京都上鳥羽UMAs at 18:00 │公式戦速報!