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2023年04月09日

4/9 第二節

心に灯をつけた開幕戦、トライアルの妙が光る
まさにアメーバ、これで何でもできるぞ



4/9 第二節


3月26日の開幕戦の雨天順延では、

珍しく晴れ乞いの神は現れなかった。


神様にも休息が必要なのか。

否、この日雨を降らせることで、

何か神様には、密かに宿す思惑でもあったのか。


本日4月9日を開幕戦をして、

コロナ禍以来の久々の「通年開催」にこぎつけた。



思えば長い道のりだった。

2020年3月に猛威を振るい、

人類を思考停止たらしめたコロナ。


春の開幕を断念、初夏まで延長を余儀なくされ、

以降、非常事態宣言の発令に備え

2022年まで半期ごとの開催を選択した。


知恵を絞り、想いを馳せ、

不十分な中でもがいたこの3年間こそは、

人類の思考停止を少しでも食い止めた、

私たちの微かにして尊い、叡智の片鱗でもあった。



そんな想いを背負い、

4月9日の開幕戦を、晴れ乞いの神は選択した。



しかし。

3月26日の雨天から既にもう、

ユーマーズは《開幕》している。



テルテル坊主をUMAs特性ストラックアウトに括り、

晴れを祈願した啓祐投手。


磨いたヘルメットの輝きは、

何としても開幕させるという情熱にほだされていた。


そう、私たちの開幕戦は、

その日からもう、始まっているのだ。



2週間の布石を経て、

今日は2つの奇跡が起こる。


6年ぶりの新しい開幕投手、そして

関西凱旋復帰戦が、先頭打者で開幕するという奇跡だ。


ドラマは待ってくれない、

もう既に、走り出している。



2023年、誰にも邪魔されない、全身全霊の、

喜怒愛楽ユーマーズ劇場が、はじまった。



///////////////////

マスタ(以下M):おっ。来た来た。

U番記者(以下U):何スかその、薄ら笑いは。

M:違うだろぉ?労いの「来た来た」じゃねぇか。

 どうせ開幕節を1勝1敗じゃあ、不満なんだろ?

U:ぐふふ。

M:気味悪い笑い方はやめろ。

U:違いますよマスター、

 今日は希望の開幕節でしたから。

 何らご配慮不要です。

M:おお、一皮むけたな。どういうことだ。

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第一試合
あと2点に泣いたU、善戦虚しく黒星発進
福田投手堂々の開幕投手でローテ入りをPR


U 262 10
M 390 12

6→7熊野
8尾崎
2→6尚輝
4→3→2稲葉
5香川
9藤野
3→7→3上田
7→4弓指
1福田→裕之

開幕初回のU、塁をためて四番稲葉選手のタイムリーで先制点。
2階にはビッグイニング、尚輝選手・稲葉選手の連続タイムリーから、
上田選手の3点タイムリー2塁打で押せ押せ。

復帰して一番を打った熊澤選手も選球眼を俊足を生かし、
最終回も香川選手のタイムリーで10得点を弾き出す。

マウンドには福田投手。第7代の開幕投手、新しい歴史に1ページは2017年以来。
女性としては2013年の吉田由香里投手以来、10年ぶりの女性開幕投手だ。

緊張高まる中で、ピンチも背負うが上々の出来。
しかし不運にも守備の乱れで失点を重ね、
3回は本日クローザーに君臨した裕之投手が力投するも涙の時間切れ。

開幕戦は今年も黒星発進となった。


///////////////////

U:例えばこの開幕戦、見てくださいよ。

  何か気づくことないですか?

M:オーダーか?

U:そうです。守備交代が凄いでしょ?

M:混乱が見えるな。

U:これだからマスターは、

 回転寿司に行っても100円ものばかり手を伸ばすんですよ。

M:相関関係ほぼゼロ解答だぞ。

U:いいですか、確かに失策はありましたが、

 これだけ最初から色々動かしたんです。

 しかも、監督の意向ではなく選手からの提案を受け入れている。

M:そうなのか。それって監督の意思がないということじゃないのか?

U:これだからマスターは、

 本屋で平積みされた書籍を下から取る小市民を発揮するんですよ。

M:うるさい、ほっとけ。

U:監督は、選手の意思を選択したんです。

 選手が考えたものに対して、呼応したということです。

 そして色々試した。

 今回のトライアルで、内野、外野を見定めた。

 勝たなきゃいけない試合に、あえて変えていったことは、

 この長い20試合のペナントを乗り越える胆力を得たということ。

M:じゃあ、次の試合もそうなのか?

U:当初のオーダーを変えてますね。

 これも選手の意向を入れています。

 監督は以前言ってましたね、

 「UMAsのベストオーダーは、

  その日生まれたそのオーダーに尽きる」と。

M:ああ、あったなそういうの。

U:今日、開幕に来た選手たち、

 そして発熱で来れなかった渡部選手も含めて、

 この開幕節はチームの活性化の一日になりました。

 そのことが、希望だということなんです。


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第二試合
怒涛のスタメン全員安打22得点
啓祐投手堂々の今季初勝利、裕之投手で〆る


U 352 12 22
N 0151 7

7熊澤
8尾崎
6尚輝
2稲葉
5香川
9藤野
3上田
D弓指
4福田

1啓祐→裕之

初回、こちらも2年ぶりの尾崎選手が技ありタイムリー3塁打で先制し、
尚輝選手の2ランで3得点。
2回には、尚輝選手・香川選手の2連続タイムリー、藤野選手のタイムリーで5得点、
3回は香川選手のタイムリーで2得点。
4回、尚輝選手・弓指選手のアベック満塁打、熊澤選手の2ランなどで
何と何との12得点。合計22点を弾き出し、まるでお祭りだ。

投げては啓祐投手、初回を零封、2回を1失点、3回を5失点、
安定感抜群で3回を抑え、ラストは裕之投手も見事な制球で勝利をもぎ取った。


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M:なるほどなあ、色々できたことが価値があったと。

U:そうです、同じ敗戦でも、同じ勝利でも、

 このトライアルの意味合いは非常に大きいです。

 最初にこの角度をつけたことで、

 後になってグンと開きを作ります。

4/9 第二節

M:おお、このブログ始まって以来の、

 知的な図形が出てきたぞ。

U:だから、この価値をもったユーマーズは強い。

 この経験が、大きな意味を再現してくれます。

 そしてどうですかこれ。

M:楽しそうだな、子ども達。

U:でしょ?奥様も一緒に、この自然と触れ合い、

 美味しい空気のもとで皆が集う。

 これ以上の幸せがありますか?

M:何かお前、今日はやけに大きく見えるな。

U:マスター、今年は大きいことをやるんです。

 その壮大さは、この小さな野に咲く花のような、

 ささやかな幸せにこそ目を向けるべきなんです。

 劇場はそうして生まれます。

 劇場の劇場たる由縁もそこにあります。

M:…今日は見直した。

 いいこと聞かせてくれた、一杯おごるよ。

U:うわぁぁぁぁぁぁぁ!!やったぜぇ!!

 単価たっけーやつにしちゃうぜぇぇよ!

M:褒めた途端に、この品のなさかよ。


///////////////////


劇場、ここに開演。

さあ、4月23日まであと2週間。

テンションは、上がっているのだ。


試合ができなかったコロナ禍での苦渋を、

今年こそ晴らすべし。


劇場で彩った俺たちのプレーが、

そう、言っている気がした。


4/9 第二節
全ての試合を終えて、残っているもので記念写真。
負けの悲壮感は、この木津川にでも流してくれ。

4/9 第二節
試合後も投球術に探究を重ねる福田投手。まさに二刀流、翔平2号だ。

4/9 第二節
啓祐投手が大切にしているお守り。子どもたちの愛が詰まっている。

4/9 第二節
空き時間にグランドに立つ奥様方と子ども達、良い光景だ。



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Posted by 京都上鳥羽UMAs at 19:38 │公式戦速報!