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2023年09月10日

9/10 第十節

俺たちの「アレ」ユーマーズ劇場開花
まだまだ俺たちは、諦めない。



----アレへのマジックを3つ減らしました。
  ファンの期待も日に日に膨らんでいると思いますが、
  どんな想いで過ごしていますか。





そうですね、

あのー僕たちは、一戦一戦、

自分たちの野球をして、

やるだけなんで。





9月10日の首位攻防の前日、阪神甲子園球場。

「アレ」へのカウントダウンが始まったヒーローインタビューで、
近本選手の力強い言葉が甲子園を包んだ。



そうだ我らユーマーズは、Fリーグにおいて、

「アレ」を防ぐ立場にある。


挑み、阻み、可能性を手繰り寄せる。

晩夏から早秋に差し掛かる、

2021年の初優勝を決めたこの地で、

俺たちが「アレ」を止める。



しかし、仮に「アレ」を止めたとしても、

そうだ我らユーマーズ劇場は誰にも止められない。



満を持しての登板に胸躍らせていた土居選手の

『忘却のユニフォーム』を筆頭にして、


半ば想像を超えるファンタスティックプレーに、

勧修寺が沸いた。



そして、忘却のユニフォームを、

取りに行った功労者が、

「取りに行ったことを忘れた」。


嗚呼、この劇場こそ、

ユーマーズのそれなのだ。




メンバーも変化があった。

学会多忙につきモーリーが寝不足で無念の欠場。

それを横目に夜勤から寝ずに稲葉選手がやってきた。


それぞれのライフに、ドラマがある。



そうですね、

あのー僕たちは、一戦一戦、

自分たちのユーマーズ劇場を、

やるだけなんで。




近本選手のインタビューと、

このユーマーズの劇場ぶりが交差する。



今日は伊藤拓視選手が初参戦、そして、

福田選手の応援団、南さんが応援に駆けつけてくれた。



たくさんの方が集い、

そしてたくさんの劇場に酔いしれる。



勝ち負けは後からついてくる、

しかし今日は「負けられない」戦い。



雨雲は例によって蹴散らした。

いざゆかん、勧修寺の大地へ。



第一試合
あと1点に笑い、1点に泣く。
惜敗も劇場に溢れていた。



S 4004 8
U 6100 7

8渡部→4
6下垣
2尚輝
3香川
5弓指
7尾崎
9藤野
D拓視
4福田→8土居

1裕之


先発は失点率1位の裕之投手、しかし初回から捕まった。
死球と失策からの3ランと押し出しで4失点。しかしまだ分からない。

その直後、ユーマーズが仕返しする。
四球で貯めたランナーを、香川選手・弓指選手のタイムリーなどで
6得点。早々に逆転した。さらに尚輝選手のソロで7得点。
さあ3点を守り抜けるか。

その後2回3回と零封し、さあ炎のクローザー土居選手…の、
ユニフォームがない!!!

虚しくも登板果たせぬまま、
裕之投手、4回のマウンドへ。ここで手痛い4失点を許した。

途中、ホームで刺される弓指選手の「忘却のスライディング」など、
やや無駄な見せ場を作った。

無駄な見せ場だけではない、この試合のみに賭けた
下垣選手の牛若丸ばりの守備の舞に、雅な風が吹いた。


最終回も意地を見せるが、万事休す。

首位攻防は惜敗に帰した。

否、劇場に沸いた。


第二試合
息つく暇のないデッドヒート劇
辛くも逃げ切り7勝6敗1分に


U 6211 10
I 3040 7

4土居
6渡部
2尚輝
D稲葉
3香川
5弓指
7拓視
8尾崎
9藤野

1啓祐→福田


試合前、悠々と現れた睡眠不足の稲葉選手。
しかし「ボールが3つ見えて」も2安打と火を噴く。

初回のユーマーズ、土居選手の技ありバンドヒットから、
渡部選手圧巻の2ランで先制。

更に塁をため、弓指選手と拓視選手の連続タイムリー2塁打、
藤野選手のタイムリーで合計6得点を弾き出した。

先発は啓祐投手、初回点を許すも、2回3失点と好投。
途中直撃打を浴びうずくまる啓祐投手。しかし気合が違う。

「投げれるところまで投げる」

その心意気にベンチが締まる。

3回でマウンドを福田投手に譲る。応援団・南さんの鼓動が高鳴る。

不運な4失点もあったが、2回を締めた。

更に打撃では、渡部選手のソロに尚輝選手の本塁打など、
ダイヤモンドは大忙しだ。

結果3点差を守り、勝利を手繰り寄せたユーマーズ。

7勝6敗1分で勧修寺をあとにした。


///////////////
実況:さあ、今日は1勝1敗で終えましたユーマーズ。

解説:そうですねぇ。

実況:見どころはどこでしたでしょうか。

解説:スコアを書けるようになった福ちゃんの活躍、

   そして福ちゃんを応援していた南さんですね。

実況:なるほど、さすが見るところが違いますね。

   ではプレーはいかがでしょうか。

   やや首位に引き離された感もありますが、

   望みはまだあると見ていいでしょうか。

解説:拓視選手の「ラオウ」ばりの存在感、

   あれは今後に期待ですねぇ。

   顔面にあたってもびくともしない、鉄筋マンションのごどく、

   その力強さに期待が高まりますねぇ。

実況:ターニングポイントとなったシーンはありますか。

解説:そうですねぇ。

   香川選手が子どもたちにモミクチャにされてましたね。

   あの微笑ましい感じが、ターニングポイントですねぇ。

実況:試合の話全然ないやん!

解説:甘いな、小僧。

実況:こ、、、コゾウ!?

解説:プレーの前に、ユーマーズ劇場こそが、

    この先の価値を生むんだ。

    プレーはあくまでも氷山の一角。

    この一見素通りしそうなものにこそ、魂が宿る。

    ユニフォームを失い、登板できなかったドラマから、

    今日の戦いは始まっている。そう思わないか?

実況:まあ、確かに。

解説:いいも悪いもない、そのドラマに、ユーマーズ劇場が、ある。

   勝ち負けだけに一喜一憂するほど、ユーマーズ劇場は暇じゃないのさ。

実況:で、結局プレーの内容は覚えてないんじゃないですか?

解説:なぜ分かった。

実況:・・・。




////////////////

苦境は続いても、劇場は続いていく。

そうだ、そのプレー一つ一つに魂を込めること。

日常に咲く見えない花に、その劇場の沃野がある。

そう信じて、俺たちは、

やるしかない。


そうですね、

あのー僕たちは、一戦一戦、

自分たちの野球をして、

やるだけなんで。



近本選手が呼応する。

ユーマーズも、それに応える。



そんなことを書いているうちに、

「アレ」のマジックが5に減った。



俺たちの「アレ」は、

決して逃げてはいない。



正々堂々と、

ユーマーズ劇場を追いかける。


いつだって大逆転、

ワクワクしてる我ら、ユーマーズ。

次節は10月1日、希望ヶ丘だ。


9/10 第十節

1勝1敗も劇場は満開。南さん、拓視さん、土居さん、
ありがとうございました。ユニフォーム次は必ず。

9/10 第十節
悠々と到着する稲葉選手。ボール3つに見えても2安打と火を噴いた。


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Posted by 京都上鳥羽UMAs at 17:24 │公式戦速報!